公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。

『壇蜜日記』に触発されて日記を綴り続けた1260日の記録。仕事の新しいプロジェクト対応で日記を中断した2018年4月。公私混合(Work Life Integration)を掲げながらも公私がバラバラになった日記最後の日。ブログのタイトル変更と共に、また、公私混合な日々を取り戻していく。 公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。Work Life Integration. Brand Strategy & Social Design.


公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。

https://www.katsuhiko0821.com


Future Session「企業教育コラボレーションの未来」


5/31-6/8のフューチャーセッション・ウィーク。
梅雨入り宣言が???な感じで快晴続きの毎日ですが、きっと、全国で熱いフューチャーセッションが開催されているからなんでしょうね。

企業間フューチャーセンターとしては、本期間にFuture Innovation Cafeを開催できませんでしたが、企業間フューチャーセンターの仲間である西出恵美さん(日産自動車 R&D;人事部)がストーリーテーリングされる「企業教育コラボレーションの未来」に参加しました。

企業間フューチャーセンター主催Future Innovation Cafeでの西出恵美さん。
あっ、ちなみに、この写真は僕が撮影しました(笑)。


あらゆる価値観の再定義が進む中、ワークシフトも起こり、これからの時代に求められる人材育成の在り方を考えるのが、このフューチャーセッションの目的。自社内だけでは未来の人材育成は困難で、企業の枠を超えた取り組みが必要となるため、タイトルも「企業教育コラボレーションの未来」とのこと。

当日のプログラムは、以下のような感じでした。

●チェックイン (関係性をつくる)
●ストーリーテーリング 西出恵美さん
●ワールドカフェ
●アクションを生み出す (グループ発表)
●チェックアウト


西出恵美さんのストーリーテーリング、とてもステキでした。
#西出さんとはご一緒する機会が多いのですが、知らないことが多く、ちょっと反省...。

10年前に出会った「Learning Organization (学習する組織)」の考え方を自社内に浸透させるべく、自ら組織開発に取り組まれたとのことでしたが、当初は、社内で中々理解してもらえなかったそうです。ただし、自ら率先し、その活動も自社内だけでなく、他社の組織開発のサポートもするようになり、今に至っているとのこと。他社をサポートする際、気をつけているのが“黒子に徹すること”。理由は、西出さんがいなくても、他社の方々が自律して組織開発できるようにするため。

企業間フューチャーセンターでも、常に温かく&優しく見守ってくれて、だけれども、悩んでいる時には優しく示唆してくれたり、時には強く示唆してくれます。僕らが自律できるよう導いてくださっているんですよね。改めて、感謝のキモチでいっぱいです。

上記以外にも、西出さんからステキなメッセージ。

●他企業とのコラボ教育。会社は違えど、ゴール(目的)は同じ。
●“越境”するためには、自社内のチーム(特に上司)の理解は不可欠。コミュニケーションの齟齬がないように、一つ一つの言葉にも誤解がないように細心の注意をする。
●“越境”するだけでなく、自社をオープンにし、他社を呼び込む。
●他企業とコラボレーションすることで多様な価値に気づき、自社メンバーの意識が変わる。
価値観が狭いことの危険性。
多様性からイノベーションの種を見つける。
引き寄せの法則。GIVE & GIVENの関係性が、人的ネットワークを広げる。


西出恵美さんのストーリーテーリングの後、ワールドカフェを通じて参加者のみなさんと理解を深め、これからの企業教育の在り方を探求し、さらに多くの気づきを得ました。

人事や教育関係のお仕事をされている方々が多い中、アウェイの僕ではあったのですが、アウェイと言いつつ、社内では「ムサコ大学」を推進していることもあり、この場での気づきは、ムサコ大学に活かせることばかり。チームビルディングって捉えれば、人事や教育関係の方々だけの課題でなく、誰にとっても避けられない課題ですもんね。


最後にチェックアウト。参加者一人ひとりが、今日の気づきを紹介。

僕の気づきは、“教育”(教わって育つ)でもなく、“共育”(共に育つ)でもなく、“響育”(お互いに響きあって育つ)が大切、ということでした。

自社内で主催している「ムサコ大学」。2011年9月の第1回目では、クリエイティブスタジオの佐藤敏明さんが「今後のメディアと、MEDIAS」というタイトルで話されたのですが、「共創」(Co-Creation)というトレンドの中、「鏡創」「響創」の意味性も理解することが大切と語られていたのを思い出しながら、上記を紹介しました。


多様性から気づきを得て、課題解決に向けて行動するトリガーとなるフューチャーセッションって、ホントにスゴイですね。改めて、その魔力&魅力に気づかされました。

このフューチャーセッションから2日後は、第22回ムサコ大学でした。テーマは「MEDIAS Wの構造トリビア」。少しでも「響育」という関係性を創出すべく、当日の内容をtwitterでライブ中継するというチャレンジをしました。toggerでまとめたのですが、公開後、12時間で1500人を超える方々に閲覧いただいたようで驚いています。


これからも「響育」の実現に向けてチャレンジしていきます!
西出さんをはじめとして、今回のフューチャーセッションでご一緒させていただいたみなさんに感謝です。ありがとうございました!


(参考) 西出さんが紹介されている『Works No.116〜社員の放浪、歓迎〜』