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『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。

『フューチャーセンターをつくろう〜対話をイノベーションにつなげる仕組み〜』(著:野村泰彦さん)


Future Sessions代表の野村泰彦さんの新書『フューチャーセンターをつくろう〜対話をイノベーションにつなげる仕組み〜』。

富士ゼロックスKDI時代から色々と教えていただいている恩人の野村さん。

例えば、弊社でフューチャーセンターを作ろうとした時、
例えば、昨年のFuture Session Week 2012の「ありがとうバンク」では、そこで出たアイデアを弊社提供サービスの「fieldsign」で「ありがとう!キャンペーン」という形で実現する時にもサポートしてくださったりと、フューチャーセンターを実際のビジネス環境と結び付けたいという僕の思いを応援してくださり感謝しています。


本書を読了して、改めて感じたのは、フューチャーセンターは対話(ダイアログ)で終えるのではなく、プロトタイピングの過程を経て、複雑な課題を解決することである、ということ。

企業間フューチャーセンターの活動を続けてきて思うのは、課題“解決”する気づき&ヒントや、課題“発見”(発明)する気づき&ヒントを、その場限りにするのは、財産を捨てるようなものだということ。誰もが社会善を探求すべく課題意識を抱いて集まっているのだから、その気持ちだけをシェアして終わるのは、やっぱりもったいない。企業人として、企業の中だけで解決できないことが増えてきて、この場に参加している訳だし、やっぱりアクションにつなげることを忘れてはならないと思い続けています。

対話(ダイアログ)だけで終わるのも否定はしないけど、それだけじゃ何も変わらないし、変えられない。だからこそ、「アクションにつなげていこー!」って思い返せた一冊でした。ありがとうございました♪

(参考)

昨年末にfacebookにもUPしたのですが、これまでにフューチャーセンターを通じて創出したモノ・コト・コミュニティです。振り返ってみれば、意外に多くを創出できたんだなぁーって感慨深くなると共に、一緒に共創してくれた方々に感謝のキモチでいっぱいです。



<気になったキーワード>

●企業でフューチャーセンターをつくろうという人は、「モノの提供だけでは顧客に高い価値を提供できなくなってきており、最上流の課題の設定を企業の枠を超えて行えるようにならなければ生き残れない」という問題意識を抱えている
●自分のためだけでなく、みんなのためにフューチャーセンターを開設したいと考え始めている。新しい時代の始まり。
日本企業は、課題“解決”は得意だが、課題“発見”(発明)は苦手。
●企業がフューチャーセンターに取り組む理由
 ①企業の中に対話を育みたい
 ②組織横断でスピーディに問題解決できるようにしたい
 ③社外ステークホルダーと共にイノベーションを起こしたい
●重要なのは、フューチャーセンターのネットワーク。複数のフューチャーセンター間で連携すること。
●変化は一人ひとりの人間の中で起きていく。世界は私たち一人ひとりの関係性で成立している。
●フューチャーセンターは、企業の「儲かりますパラドックス」と、社会起業家の「社会貢献パラドックス」を補完し合う。
●フューチャーセッションを成功させるための6つの原則
 ①フューチャーセンターでは、想いの持った人にとっての大切な問いから、すべてが始まる
 ②フューチャーセンターでは、新たな可能性を描くために、多様な人たちとの知恵が一つの場に集まる
 ③フューチャーセンターでは、集まった人たちの関係性を大切にすることで、効果的に自発性を引き出す
 ④フューチャーセンターでは、そこでの共通経験やアクティブな学習により、新たなよりよい実践が創発される
 ⑤フューチャーセンターでは、あらゆるものをプロトタイピング(試作)する
 ⑥フューチャーセンターでは、質の高い対話が、これからの方向性やステップ、効果的なアクションを明らかにする
●質の高い対話が生み出すものは、一緒にやりたいこと。
フューチャーセンターの目的は、集まることそのもの、対話そのものにあるのではなく、対話を通してアクションをお越し、複雑な問題を実際に解決すること。
●できるかできないかの問題ではなく、やるかやらないかの問題。
●「遊び心を持つ」と「必死に働く」を両立させるのがフューチャーセンター。
●フューチャーセンターの設計ガイドライン
 ①信頼感のデザイン
 ②多様性のデザイン
 ③関係性のデザイン
 ④全体性のデザイン
 ⑤可視性のデザイン
 ⑥安心感のデザイン
●フューチャーセンターの空間もファシリテーションも「インクルーシブ(除外されてきた人々を包含する)」にデザインされている必要がある
●フューチャーセンターで対話されたことがアクションにつながる3つの要因
 ①課題提起者が本気であること
 ②実行力を持った参加者がいること
 ③ファシリテーターが強い意志を持って関わること
フューチャーセンターの魅力は、人が変わることを前提としていること。


<構成>

序文
第1章 フューチャーセンターとは何か
第2章 フューチャーセンターの思想
第3章 フューチャーセンター・セッションを啓く
第4章 開かれた専用空間をつくる
第5章 フューチャーセンターによる変革
森の座談会