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『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。

『働かないアリに意義がある』(著:長谷川英祐)


タイトルに惹かれて購入した『働かないアリに意義がある』(著:長谷川英祐)。Amazonでポチッとしました。

Kindle paperwhiteをゲットした後、確実に本と接する時間が増えています。
電車の移動時間やカフェなど、ちょっとした隙間時間に片手だけで読書できることで、ここまで読書の敷居が下がるとは思いませんでした。隙間時間に片手で読むんだったらスマホでいいじゃん!って思われるかもしれませんが、スマホだと画面が小さくて、あんまり読む気にならなかったし、読んでいても、あんまり気持ちよく読書できていなかったんですよね。やっぱり物理的なサイズって重要だなぁーって思っています。まだまだ、モノ(ハードウェア)でないと実現できないことってありますよね。




さて、本題に。『働かないアリに意義がある』。

携帯電話がスマートフォンに一気にシフトし、国内携帯電話メーカーの不振に関するニュースが賑わっています。僕も、その渦中にいる訳ですが・・・。
このような事態になってしまった理由は、携帯電話事業での成功体験が邪魔をしてスマホシフトの波に乗れなかった、俗にいう「イノベーションのジレンマ」なのか?
仮にそうであれば、成功体験からの変化を邪魔しているのは何なのか?ということを探るために、これも俗にいう「2・6・2の法則」との関係性がありそうな気がして、読んだ訳です。

「2・6・2の法則」は、2割の人が率先してリーダーシップを発揮し、6割の人がそのリーダーシップに引っぱられて働き、2割の人がボーっとしていると理解していて、これも正しいのですが、本書を通じて、6割の違う姿を知りました。その違う姿とは、「その時」が来たら即座に対応する存在であるということ。予測可能な状況では2割のリーダーたちが活躍する訳ですが、予測不可能な状況になった場合、活躍するのが6割の方々。

事業を取り巻く環境が変化している中、これまで活躍してきた2割のリーダーは、6割の方々の声を傾聴し、6割の方々が行動できる環境にすることにより、新しい環境に対応できるのだと理解しました。

 

そして、予測不可能な状況になった時に真の力を発揮するのが、残りの2割。



上述した「成功体験からの変化を邪魔しているのは何なのか?」という答えは、上位2割の方々による排他性なんだろうな、きっと。不確実な環境では多様性を重んじること、昨今はオープン・イノベーションとよく言われますが、正にそうなんだと感じた一冊でした。



<気になった内容>

●個人の社会の関係のあり方が、人生の複雑さを生み出している。
●ある瞬間、巣の中の7割ほどの働きアリが「何もしていない」ことが実証された。また、「ある瞬間に働いていない人=ずっと働いていない人」ではない。
●だいたい2割くらいは「働いている」とみなせる行動をほとんどしない働きアリであることが確認された。
予測不可能な変動環境の中では、「その時」が来たら即座に対応できる、働いていないアリという「余力」を残していることが実は重要なのかもしれない。働きたくないから働かない訳ではない。全員の腰が軽くてもダメ、ということ。
●誰もが必ず疲れる以上、働かないものを常に含む非効率なシステムでこそ、長期的な存続が可能になる。
●お利口な個体ばかりがいるより、ある程度バカな個体がいる方が組織としてはうまくいく。冒険のまったくない人生が味気ないように、効率ばかりを追い求める組織も、実は非効率であったりする。
●あるワーカーが生まれた場合、はじめの内はできるだけ安全な仕事をしてもらい、余命が少なくなったら危険な仕事に「異動」してもらうことが、労働力を無駄なく使う目的に叶う。
●お母さんが多情な方が一族は繁栄する。


<構成>

序章 ヒトの社会、ムシの社会
第1章 7割のアリは休んでいる
第2章 働かないアリはなぜ存在するのか?
第3章 なんで他人のために働くの?
第4章 自分がよければ
第5章 「群れ」か「個」か、それが問題だ
終章 その進化はなんのため?
終わりに 変わる世界、変わらない世界