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『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。

2013年を振り返る


2013年の目標は、「続けるチャレンジ」でした。
やみくもに新しい何かにチャレンジをするのではなく、現在進行形でチャレンジしている取り組みを継続することで何かしらの答えを見つけることを目標に掲げていました。

年初に、現在進行形でチャレンジしていた取り組みは、以下の6つ。

  1. ブログ (読書&映画鑑賞の感想を綴る)
  2. ジョギング
  3. 100Km歩け歩け大会
  4. ムサコ大学
  5. 企業間フューチャーセンター
  6. B with C for Social の探求


一つひとつ振り返ってみます。


1. ブログ (読書&映画鑑賞の感想を綴る)

今年、ブクログに登録した読了した本は29冊、映画(DVD含む)は14作品。
昨年(2012年)は、本が14冊、映画(DVD含む)が10作品だったので、大幅に本や映画に触れる機会も増えましたし、その感想を綴る機会も増えました。



多くの作品から自分自身を見つめることができました。
特に、NECカシオがスマホ事業から撤退を表明した7/31の後に観た『風立ちぬ』は、メーカーとしての立ち位置を見つめさせてくれた作品でした。
メーカーは、モノ・コト・キモチという生活者のライフスタイルをmakeすることができる最高の仕事。makeすること、つまり、「夢を叶える」ということを再認識させてくれた作品でした。



(BLOGより抜粋)
色々な思いが渦巻いていますが、一番強い思いは「夢を叶える」ということ。
好奇心と探究心、そして、仲間への感謝、更には、仲間との共創(Co-Creation)があれば、「夢は叶う」ということ。だけど、「夢を叶える」と「夢は叶う」は違う。「夢を叶える」は未来に向けた現在進行形、「夢は叶う」は過去形。「夢を叶える」ために、何をすべきか。今、僕は何を考え、何を行動すべきか。
昨年4月から幾度も別れがありましたが、2013年7月31日の弊社発表を通じて更なる別れが待ち構えています。昨年4月からの辛い経験を通じて、自分自身を見つめ直すこともできたので、「夢を叶える」ために、今年の目標にも掲げていますが「続けるチャレンジ」を邁進していこうと改めて思った次第です。

そして、読書という体験から、武蔵小杉で開催されている読書会「こすぎナイトキャンパス」に出逢い、この出逢いが「こすぎの大学」につながっていきました。


2. ジョギング

唯一、数値目標を掲げたのがジョギングでした。
年間50回の目標を立てながらも、37回で終了してしまいました...。毎週一度走れば50回を達成できると見込んでいましたが、毎週続けることの困難さを痛感しています...。
しかも、2月にはジョギングでなく、長距離ウォーキングもカウントに含めると自分に都合のいいようにルール変更したんですけどね(笑)。

1月 ■■■■ (4回)
2月 ■■■□ (4回)
3月 (0回)
4月 ■■■□□□ (6回)
5月 ■■□□ (4回)
6月 ■■■■ (4回)
7月 ■■ (2回)
8月 ■■■□ (3回)
9月 ■■□□□□ (6回)
10月 □ (1回)
11月 ■ (1回)
12月 ■ (1回)

今年のジョギング総距離: 395.05Km ※長距離ウォーキング含む
■:ジョギング □:長距離ウォーキング


3. 100Km歩け歩け大会

昨年(2012年)は、親戚の結婚式に参加するために52Km地点でリタイヤせざるを得なかった100Km歩け歩け大会。今年は、完歩を目指して、事前に入念に練習をし、準備万全だったにも関わらず、89Kmで半月板を損傷し、脚が動かず、リタイヤとなりました。残り11Kmでゴールを迎えられるとわかっていながらのリタイヤ。最後の「あと少し」の辛さを痛感しました...。

大会当日は天候に恵まれず、大雨の中、歩き続けました。天候に恵まれれば、と思ったりもしましたが、すべてが最高の状態の環境で取り組めることなんて、ほとんどありません。「たられば」という欲を捨てて、「ただ」という“今という瞬間”を楽しむことが大切なんだと、この年末に気づけました。「ただ」という概念を気づかせてくださった友人に感謝です。

来年も完歩を目指して、100Km歩け歩け大会にチャレンジしたいと思います。


4. ムサコ大学

2008年のiPhone上陸、そして、リーマンショックや311東日本大震災を通じて価値観の再定義が加速する中、スマホでのスペック競争に限界を感じて、デザイン思考とブランド思考への転換すべく、多様性に触れる場として「ムサコ大学」(社内の人的ネットワーク構築の場)と「S&S; Lounge」(社外の人的ネットワーク構築の場)を開催。



2011年9月から、毎月第1水曜日に社内の人的ネットワークを構築し、思考を転換するために開催し続けてきた「ムサコ大学」。上述したNECカシオのスマホ事業撤退という環境変。これに伴い、NECカシオの多くのメンバーがNECグループ内外の新天地に歩み出すことになり、ムサコ大学の継続開催が困難に。また、主催者である自分自身がNECに異動となり、成果を残せたムサコ大学を中止するしかないと悔やみながらも諦めていた時に、「こすぎナイトキャンパス」の主催者である保崎さん&大坂さんから、武蔵小杉地区に関わる人たちの学び舎をつくりたいという提案を頂戴することに。この、ご縁&ご恩に感極まりました。

ムサコ大学は、NECカシオ内の人的ネットワークを構築するために、社内に閉じていた活動でしたが、会社という枠を飛び出し、今年9月から武蔵小杉に住む人・勤める人・関心のある人が集う新しい学び舎として「こすぎの大学」として新生スタートできました。

ムサコ大学をチャレンジし続けていたからこそ、「こすぎの大学」として発展的継続という可能性を得られたのだと実感しています。



(参考)
第26回ムサコ大学「これまでと、これから」  ※最終回の様子をtogetterでまとめました

5. 企業間フューチャーセンター

2010年4月から参加し始め、2011年12月にLLP(有限責任事業組合)として、そして、今年4月には一般社団法人化した企業間フューチャーセンター。


LLPとして活動した昨年(2012年)は、発起人8人衆の一人として名を連ねながらも「行く行く詐欺」という称号を得るくらい参加できず、負い目を感じる一年でした。なので、今年は継続して参加することで、昨年のご恩返しをしようと決心していました。
ただし、昨年と比較して存分に関与できる時間が増えるということでもなく、会社に勤務しながら日中のイベントに積極的に参加するのも困難で、また、かなりの時間を要するFuture Innovation Cafeの企画立案&設計を担当することもできず、仮に嘘でも、やります!と言えば、今度は「言う言う詐欺」になってしまう...。

悩んだ結果、辿り着いたのが「後方担当」(≠広報担当)でした。企業間フューチャーセンターに参加しているメンバーは、どちらかと言うと、新しいことにチャレンジすることが好きなタイプが多いこともあり、組織として、Future Innovation Cafe等で創出した価値を可視化する、そして、社会にメッセージングするということが不十分でした。なので、僕は、この後方部分を担当することで、ご恩返しができ、ようやく負い目から解放されると共に、自分の居場所を見つけることができ、貴重な経験をさせていただきました。

後方担当としての具体的なOutputは、「2012年活動実績レポート」と「ホームページ」、そして、2014年運営体制検討会ファシリテーション。ホームページは、今年6月のリニューアル以降、毎週日曜日に更新していたのですが、これはぶっちゃけ大変でした。しかし、毎週更新しているリレーコラムの原稿を一番最初に目にすることができ、仲間のメッセージを社会に発信するサポートができている実感が拠り所になり、楽しく対応することができました。

今年は、企業間フューチャーセンターの活動を通じた社会価値創造という「やりたい感」と、昨年の「行く行く詐欺の負い目」という2つの視点で、継続してチャレンジしてきました。この1年間の活動で「行く行く詐欺の負い目」は、自分の気持ちの中でも精算できたので、来年は、本来の自分の気持ちである前者の“企業間フューチャーセンターの活動を通じた社会価値創造という「やりたい感」”で、引き続き、楽しみながらチャレンジしていきます。

(参考)

また、上記とは別に、チャレンジを継続することでの成果もありました。

一つは、日立ソリューションズさん主催「ブランドカフェ」で「NECのブランドと、僕のブランディング」というプレゼンテーションさせていただいたこと。もう一つは、川崎市産業振興財団さん主催「平成25年度商品開発研究会」で、「企業間連携と価値創造」というプレゼンテーションをさせていただいたこと。
企業間フューチャーセンターの活動をしていたからこそ、上記2つの機会を頂戴することができました。継続し続けてきた活動が認められたことを素直に喜んだ2つの機会でした。

(参考)



6. B with C for Socialの探求

2011年の企業間フューチャーセンターの活動を通じて辿り着いた「B with C for Social」というライフスタイルと価値観。

B to C から B with Cへ、そして、B with C for Socialに。
生活に一定の充足感がある現在。生活者(消費者)と共創する時代。地域デザインに関与する時代。


あらゆる活動を通じて辿り着いた、現時点での答えである「B with C for Social」。昨年(2012年)の産学協同プロジェクト「チャレンジプロジェクト」(チャレプロ)では、「社会課題を解決するスマホの新たな可能性」をテーマにしました。


チャレプロ2012には2チームが参加。それぞれのチームが社会課題として「情報過多によるストレス蔓延」「スマホSNSの普及による疎遠社会」を設定し、これらの解決策を探求しました。スマホで社会課題を解決するということは、つまり、NECカシオが掲げていたビジョンである「人間性豊かなコミュニケーション社会の実現」を探求することだったのです。僕らの会社が掲げるビジョンを、産学協同によるCSV(Creating Shared Value)で探求する。まさに、マーケティングの新たな可能性を体験しました。


企業間フューチャーセンターの活動で辿り着いた「B with C for Social」という価値観、そして、チャレプロ2012での活動。スペック競争から脱却して、NECカシオでソーシャルバリューを提供する新しいスマホの企画立案&提案をしていた今年4月、NECが「2015中期経営計画」を発表。社会ソリューション事業を通じて、社会価値創造型企業への変革を謳っていました。これまでの活動が肯定された気がして安堵感に浸ると共に、自分と同じ考えを抱いていることがわかったNECを今まで以上に好きになった瞬間でした。改めて、自分の仕事が「志事」だと感じられた時でした。

ただし、この時間は僅か2か月しか残されていませんでした...。4/26に発表された「2015中期経営計画」、そして、7/31に発表されたスマホ事業の撤退。「B with C for Social」を表現するスマホを実現できなくなってしまったことに残念さや悔しさを感じる日々でした。しかし、10月の異動でNECグループのブランド戦略を担当させていただくことになり、今度はNECグループの総力をもって「B with C for Social」を表現&実現できるポジションになったことに感謝すると共に、より責任というか、いい意味でのプレッシャーを感じている最近です。

(参考)


【まとめ】

2013年は、「続けるチャレンジ」を目標に掲げて、思考&行動してきました。
スマホ事業の撤退のように、続けたくても続けられない状況も体験した一年でしたが、だからこそ、「続ける」ことの難しさや喜びを実感した一年でもありました。

上述した6つの取組みを続けることで何かしらの答えを見つけようとしていましたが、わかったことは「捨てる神あれば拾う神あり」ということ。

同じことを繰り返していては大きくは成長できませんし、新たな学びを得ることは難しいです。この一年間、6つの取組みは、当初の手段を用いて実現できた訳ではありませんでした。手段に固執して続けるのではなく、設定した目的を抱き続け、環境変化に応じた手段を用いて目的を達成するために思考&行動することだと気づきました。時間は有限。だからこそ、今の手段を捨てて、新しい手段を得る。そんな勇気が必要なのだと気づけた年末でした。捨てることで、新しい出逢いがある。勇気を抱きながら捨てられる来年になりそうです。そして、捨てた分、新しい出逢いに恵まれる来年になりそうな予感もします。

捨てることの大切さを気づかせてくれた友人に多謝です。

今年一年も、ありがとうございました。そして、来年もよろしくお願いいたします。


【最後に】

川崎市産業振興財団さん主催「平成25年度商品開発研究会」のプレゼンテーションで、最後にまとめとして紹介した内容です。僕自身の現時点での気づきのまとめです。



  • 新しい問題の開発のために「Thinking out of the Box」
    越境による人的ネットワーク形成。自分の知らないことを知る。
  • 「B to C」 から 「B with C」へ、そして、「B with C for Social」 に
    生活に一定の充足感がある現在。 生活者(消費者)と共創する時代。地域デザインに関与する時代。
  • 「仕事」でなく、「志事」として
    問題の発明から共にした仲間と一緒だと、更に楽しい。
  • 企業間連携は難しいが、企業“人”間連携は可能性【大】
    同じ課題意識を抱いた個人が活躍する時代。個人のできる範囲でTry & Error。 「風が吹けば桶屋が儲かる」につながる人的ネットワーク。