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『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。

『裏方ほどおいしい仕事はない!』(著:野村恭彦さん)


フューチャーセンター(フューチャーセッション)の可能性を学ばせていただいたFUTURE SESSIONSの野村恭彦さんによる『裏方ほどおいしい仕事はない!』を読了しました。野村さんとの出会い以降、気になっていた一冊。一昨年、2012年10月に当時のチームメンバーがレポートしてくれたこともあり、ずっと気になり続けていた一冊でした。

最近、今まで以上にファシリテーションする機会が増えたこともあり、ようやくではありますが、読んだ次第でした。


野村恭彦さん

『裏方ほどおいしい仕事はない!』
(著:野村恭彦さん)


読んでみて感じたのは、職場という誰もが毎日過ごしている空間&時間の中で繰り広げられるリアルな描写故に共感度合いMAXということ。評論ではなく、企業人の心を「ここまでも!?」というくらい理解してくださった上で、アドバイスを促してくださっている実践の本。「事務局力」を活用して、裏方という表舞台の楽しさを学ばせていただきました。オススメの一冊です。

「ちょっとした“仕掛け”を行う勇気と知恵があれば、会社をいくらでも動かせる」という一文がありました。ここで思い出したのは、NECカシオモバイルコミュニケーションズの組織改革を検討&提案した時のこと。DENSOさんが開催しているS&S; LoungeNECカシオモバイルコミュニケーションズにも導入すべく、会社に提案しました。その時のキーワードが「仕掛け」と「思考」でした。2008年のiPhone上陸、そして、リーマンショックや311東日本大震災を通じて価値観の再定義が加速する中、スマホでのスペック競争に限界を感じて、組織の文化というか「思考」をデザイン思考とブランド思考に転換する必要性を感じていました。いきなり思考を変えることはできないので、そのための「仕掛け」として、多様性に触れる場である「ムサコ大学」(社内の人的ネットワーク構築の場)と「S&S; Lounge」(社外の人的ネットワーク構築の場)を開催。そして、社長の了解を得て、「ムサコ大学」「S&S; Lounge」の開催に至りました。まさに、権限がなくても、「ちょっとした“仕掛け”を行う勇気と知恵があれば、会社をいくらでも動かせる」という体験をしました。

昨年10月に異動した後、最近、仕掛けていない自分がいるなぁー。内省中...。


(株式会社デンソー)





<気になったキーワード>

  • ちょっとした「仕掛け」を行う勇気と知恵があれば、会社をいくらでも動かせる。会社を動かす裏方の仕事の代表が「事務局」。権限は、持っていたとしても使わない。権限で人を動かしても、相手は本気にならない。
  • 社長や役員の潜在的な課題意識を明快な言葉にすること。コンサルの仕事は、それだけ。
  • タコツボ化した組織のもとで、「自分の仕事をスピーディにこなしている人=生産性の高い人」と認識されるのは恐ろしいこと。
  • 自ら改革に取り組む人間は、自分自身の価値観に従って「青臭いことを言う」人物
  • 「褒められたい症候群」の人と、「雪かき仕事」をする人は対極。大事なことは、言われてからやるのではなく、自然に何気なく、美しく行うこと。
  • 「人を動かす」=「人のために動く」。情報を出す人のところに、情報は集まる。コミュニケーションの成否は、相手のためにどれだけ時間を使うかで決まる。
  • 演出はあっても、嘘はない。
  • 会社にとって、意外性のある物語を描く。意外性のある物語は、誰もが他人に語りたくなる。
  • 大企業の社員だからこそできる、大きな「社会を変える力」を活用すること。
  • 社会問題解決の事務局はライフワーク。焦ってはいけない。
  • アルバート・アインシュタインの有名な言葉「問題を20日で解決しなければならないとしたら、私は19日かけて、その問題を定義する。」
  • 事務局力の実践は、常にオープンなマインドで、周囲に働きかけ、協力関係をつくりながら、自己実現=社会実現を探求し続ける。こういう「生き方」。

<構成>

序章 35歳で「若手」と言われて
第1章 なぜあなたの仕事は評価されないのか?
第2章 権限がなくても人を動かせる
第3章 「事務局力」の7つの仕掛け
第4章 「事務局力」の実践7つのケース
おわりに 「すぐに成果が出る」に騙されるな