『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』(著:林雄司)
楽しみながら読み続けたデイリーポータルZの編集長である林雄司さんが書かれた『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』。表紙には「ビジネス書」と大きく書かれているのですが、正式なタイトルは『世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書』と超長い。これもデイリーポータルZ流(笑)。
http://bijinesusho.tumblr.com/
読み終わっても、笑いと頷きが止まらない感じ。
仕事を楽しくするマインドやテクニックに溢れた一冊。仕事は楽しいのが一番だけど、必ずしも楽しい仕事ばかりではない訳で、愚痴る暇があったら楽しくしちゃおうということ。
例えば、相手との約束を忘れていた時の慌てたメールの書き方とか。
「す、すいません!急いでお見積書をお送りいたします。」は、慌てている感じを出してやろうという計算が見えていてダメらしい。僕は、このレベル。林雄司さんのレベルになると、「すいませn急いでお見積書をお送りいたsます」。おおーっ、さすが!
さらには、外出先でもないのに、末尾に「iPhoneから送信」と付けるとか(笑)。
最後にもっとも共感して、もっとも難しいと感じがちな(≠難しい)一言。
「楽に仕事をするためには好きなことを仕事にするしかない。」
気になったキーワード
- デイリーポータルZを続けていくために気をつけているのは、「ある程度」儲かること、ある程度目立つこと。
- 堅実なのは外での評判を上げていくこと。
- 社内でごまするよりもちゃんとサイトを作って世の中にごますっていったほうがいいみたいだ。
- ホワイトボードやノートにアイデアを描いているときはもりあがっていたのにパワーポイントで清書すると旧につまあらないものに見えるkとおがある。(あれはなんなんだ)
- プレゼンでは「資料はボケ、話はツッコミ」のような関係にしている。
- 楽に仕事をするためには好きなことを仕事にするしかない。
- 企画に努力は禁止である。努力して何かをなしえるなんて当たり前だから。努力したくないという願望がきっとイノベーションのもとなんだと思う。
- アイデアは考えないと出てこない。「降りてくる」なんてことはまずない。
- 企画は口に出してみると面白いかどうかがわかる。
- 両親に説明するように書く。
- おもしろさは「近さ」。距離的な近さ、社会的な近さ、時間的な近さ。
構成
- はじめに
- 第1章 憂鬱なプレゼンを乗り切る
- 第2章 最低限の独力で人を動かす
- 第3章 アイデア・企画をひねり出す
- 第4章 インターネット上の処世術
- おわりに
世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書
- 作者: 林雄司
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 単行本
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