『あすなろ白書』『あすなろ白書 第2部』(著:柴門ふみ)
『東京ラブストーリー』に続き、大学時代を懐かしみ読んだ『あすなろ白書』『あすなろ白書 第2部』(著:柴門ふみ)。今回もKindle版で、毎日、一冊ずつ読み進めました。
園田なるみ、掛居保、取手治、東山星香、松岡純一郎。
当時は松岡が掛居に寄せる恋愛感情だとか、マンガだったりドラマだから誇張気味かなぁーと思ったりもしましたが、今、読み返すとすべてが自然体に感じられました。20年前と比較してLGBTや個性を受け止めやすい時代になったからでしょうか?
そして、当時も今も変わらないのは恋愛のスタンスに対する考え。
愛はお互いに与え合うものであり、感じ合うものであるはずなのに、気持ちが大きくなりすぎたり、自分だけの相手という独占欲、独占欲による相手への不信感の結果、相手への要求が強くなり、それが束縛になる。お互いに与え合うものから、相手に求めるものに変化。読んでいて息苦しくなります。当時も今も同じ。
最終的に、愛し合い始めた当初の「与え合うもの、感じ合うもの」というスタンスに戻った結果、登場人物の表情が明るくなり、笑顔になる。そして、僕も笑顔に。
『東京ラブストーリー』では、圧倒的に赤名リカ派な僕。
積極性ある彼女ではあるものの、恋愛に関しては完治に何かを求めず、常に与え合い、感じ合うスタンスを貫き通す。
『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』を読んで、改めて、赤名リカに惹かれいる僕がいます。だからこそ、やっぱり、『東京ラブストーリー』では赤名リカにハッピーエンドを迎えてほしかった 。・゚・(ノД`)・゚・。