公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。

『壇蜜日記』に触発されて日記を綴り続けた1260日の記録。仕事の新しいプロジェクト対応で日記を中断した2018年4月。公私混合(Work Life Integration)を掲げながらも公私がバラバラになった日記最後の日。ブログのタイトル変更と共に、また、公私混合な日々を取り戻していく。 公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。Work Life Integration. Brand Strategy & Social Design.


公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。

https://www.katsuhiko0821.com


『壇蜜日記』(著:壇蜜)

少し息抜きを兼ねて読み始めた『壇蜜日記』。読もうと思ったきっかけは刊行イベントのニュースに記されていた壇蜜の言葉「キラキラハッピーなものは一切載っていないです」。




壇蜜の握手は神対応だった『壇蜜日記』刊行記念お渡し&握手会
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20141016/E1413421541038.html

文庫に収録されているのは、2013年10月7日から2014年8月16日までの日記。毎日欠かさず綴られている。日記の内容はいったいどんなものなんだろう?
「キラキラハッピーなものは一切載ってないです。33歳の女性が、仕事を終えて夜寝る前に、余力で書いてる日記です(笑)。『これを書いたら寝れる』と思って、ブログと一緒に毎日書いてました。一日でも穴をあけてしまうと、取り戻すのに時間がかかる。毎日続けてさえいれば、それがつながっていくような気がして、それを励みにしていました」
日記は1日につき1段落。文庫1ページ近く書いている日もあれば、1行で終わっている日もある。
 
読み終えた感想。あるニュース記事では、“写真なし、文のみなのに…『壇蜜日記』は、なぜこんなにもエロいのか”と紹介されていましたが、エロさは感じませんでした。感じたのは儚さだけ。壇蜜として生まれ変わった賞味期限のある芸能生活を、壇蜜として、時には齋藤支靜加として綴っている一冊。
 

僕も公私共に色々と問われることがあります。自分にしかわからないことがあったり、自分だけに留めておきたいことがあったり、また、上手に説明できないが故に相手に伝わらず、更に問われて困惑する時がありますが、こんな僕の気持ちを代弁してくれているようにも感じた一冊でした。





<気になったキーワード>

  • 2013年の印象的な象徴として表彰される。私の実力ではない。出会った方々に助けられたことを心から感謝するための賞だ。
  • 字の汚さは心の汚さ。口の歪みは心の歪み。
  • 「芸能界の椅子、ここが空いていると思った?」「椅子は自分で作りました。だからすぐ壊れても仕方ないですね」
  • 一番好きなんて言えるほど自分の中で考えが円熟している自信はないので、出来るだけ避けたい質問えある。一番を言えば傲り(おごり)、言わなきゃ移り気。こまったものだ。
  • 切り傷を負っても私は武器を持たずに生きたい。
  • お前それで売れたくせにと言われても、当事者にしか感じられない痛みがあった。それで売れたんじゃない。それをバネにしたんだ。
  • 寝ないで働くことが偉いのか。
  • 誰でもスポーツが好きで、下手でも始めたら楽しいという前のめりな感情が備わっていると思わないでほしい。
  • 自分の中で余裕が持てず、人に迷惑をかける瞬間がある。徳を積めなかった日だ。
  • 仕事と仕事以外をワケていると割り切れていないときに落ち込むのが好きではないからだ。生きていることは、仕事でもあり怠けでもある。


<構成>

2013秋「ますます人肌が恋しくなるではないかどうしてくれる。」
2013-2014冬「夕方は暇さえあれば猫を抱き相撲を眺めている。」
2014春「行けることのない温泉旅チラシを眺めて今日が終わる。」
2014夏「するのもされるのも同じくらい好きなことが多すぎる。」
あとがき