映画『くちびるに歌を』
映画『くちびるに歌を』。久々に泣きました。後半は溢れ出る涙が止まりませんでした。
あらすじ ※wikipediaより
長崎県・五島列島のとある島の中学校。合唱部顧問の松山ハルコは産休に入るため、代わって松山の中学時代の同級生、「元神童で自称ニート」の臨時教員・柏木ユリに、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
それを知ったその学校の中学生の中には柏木の美貌目当てに合唱部に入部したいという男子生徒が続出、桑原サトル・向井ケイスケ・三田村リクらが入部したが、もともと合唱部には女子しかおらず、以前から合唱部に所属していた仲村ナズナ・長谷川コトミ・辻エリなど、受け入れる側の女子生徒と軋轢が生じる。さらに柏木は7月に諫早市で行われるNHK全国学校音楽コンクール長崎県大会出場にあたっても独断で男子との混声での出場を決め、合唱部の男女生徒間の対立は深まるばかり。
その一方、柏木は課題曲「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」にちなみ、「誰にも見せる必要はないから、15年後の自分に向けて手紙を書け」と部員に宿題を出す。これを受けて彼らがそれぞれに書く手紙、あるいは登場人物同士の会話を通じて、彼らがそれぞれに抱えている秘密と心の傷も明らかになっていく。
15歳、中学3年生。子どもと大人の狭間。色々な感情を抱き、色々な可能性を夢見て、そして、子ども時代のけじめをつける15歳。
そんな15歳の彼女らが、15年後の自分に向けて手紙を書く。だけど、綴ったのは両親や家族への想い。しかも、15年前の誕生への思い。
「生まれてこなければよかった。」
「自閉症のお兄ちゃんがいるから、僕がいる。お兄ちゃんが健常者だったら、きっと僕はいない。産んでくれて、ありがとう。」
そんな思い&想いを抱きながら、合唱コンクールで歌う彼女たち。歌うのは『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』。一つ一つの言葉を噛み締めながら歌う彼女たちの姿を見ていたら涙が止まりませんでした。
42歳の僕。
15年後の自分に宛てる手紙に何を書くんだろう...、何を書けるんだろう...。
2030年の僕は「家庭」「会社」「地域」とどのように関わっているんだろう...。