改めてプロジェクトメンバーとの結束を高めるために
NECグループを対象にした公開オーディションを通じて昨年5月に立ち上がった「未来創造プロジェクト」。業務工数の30%をプロジェクトにコミットメント。逆に言うと70%は主業務にコミットメントしています。時間的には主業務が支配的なため、プロジェクトメンバーとの限られた時間を有効に活用して、お互いの信頼関係を高めていく必要があります。信頼関係を高めるために導入した「こっそりバディ」や「プロジェクト十箇条」。
AIが人の能力を越えると言われるシンギュラリティ後の2050年に“人が生きる、豊かに生きる”未来像のコンセプト「意志共鳴型社会」を提示した2018年。2019年はコンセプトの実現に向けて取り組むこともあり、改めてプロジェクトメンバーとの結束を高めるために高尾山で新年の祈願をしました。
意志共鳴型社会では、人・社会・環境(自然)・未来の四方良しを目指していることもあり、人と環境(自然)との共生を体感する意味も兼ねての登山。
業務としての登山ということもあり、目的に対する結果も記録しておきます。
目的①「チームビルディング」
山ハイクの中上級者も初級者も混在する中、標高599メートルの高尾山を登山。
安全安心を最優先に登山コースや登頂までのスケジュールを綿密に設計したリーダー。
山ハイク初級者の疲労感を意識しながらチーム一体で登っていくペースメーカー。
初級者で疲労感もある中、その疲労を「心地よい疲れ」に変換してメンバー全員を盛り上げるムードメーカー。
メンバー一人ひとりの違う一面、そして、いつもとは違う補完関係によるチーム全体の一体感の創出を実感した登山でした。2019年の未来創造プロジェクトは新しいフェーズに突入しますが、2018年とは違うフォーメーションで取り組むことができると自信を抱くことができました。
目的②「人と環境(自然)の共生を体感する」
自然の偉大さを改めて体感したのが大きかったです。AIが人の能力を越えるシンギュラリティ。シンギュラリティという大きな転換期が訪れたとしても、自然の姿は大きくは変わらないのだと再認識しました。2050年になっても高尾山の山頂を楽しむ人たちを囲む風景は大きく変わらないのだろうと。都市を形成する建物などのハードの変化は数十年周期、AIに代表されるITなどの変化は数年周期。ハードとソフトの周期の違い、実世界とサイバー世界の周期の違いを意識していますが、ネイチャーも加えて「ハード・ソフト・ネイチャー」で考える必要があると感じました。
高尾山の山頂を楽しむ人たちを囲む風景は大きく変わらないと書きましたが、茶屋の風景は変わるかも?とも思いました。食材や飲料を運ぶのが大変なため価格も高めですが、2050年にはドローンの飛行距離や性能も向上して無人空輸が発達し、地上と変わらない価格でけんちん汁や自動販売機のドリンクを購入できるのかもしれません。バックパックさえも背負うことなく、マイドローンが自分の真横で運んでくれているかもしれませんね。