311を忘れない
2011年3月11日の東日本大震災。あの日の恐怖は未だに忘れないです。
震災の瞬間、僕は武蔵小杉のオフィスにいました。NEC玉川事業場 N棟の最上階、37階。大きく揺れて倒壊するんだと本当に恐怖感に包まれました。そして、落ち着くまでオフィスで待機。家族を心配しつつも家族の元に駆けつけられないもどかしさ。同時にオフィス内で連絡がつかなくなったチームメンバーを探したり。余震も落ち着いて帰宅指示が出されたものの、未だに連絡がつかないチームメンバー。1時間探したものの連絡がつかず、無事だと信じて家族の元に帰りました。家族とチームメンバーのどちらを選択するか?、この時の選択は本当に辛かったです...。辛いというか、やるせない気持ちでした。
オフィスから自宅までは自転車で15分で帰宅でき、僕はすぐに家族と会うことができましたが、帰宅難民になった多くの仲間たち。twitterで帰宅する仲間を応援することしかできなかった僕。2011年3月11日は、僕が一番twitterを投稿した日にもなりました。
その後、田町勤務になり、当時と違い、交通がストップしたらすぐには帰宅できない状況になりました。そんなこともあり、何よりも311を忘れないために、毎年、NEC本社(田町)から歩いて帰宅するようにしました。
歩いて帰ることで実感しているのは、オフィスから自宅まで歩いて帰られるんだと自信を抱けること、また、大凡の時間を知れるということは何かあった時に「大丈夫」と感じられるということです。
来年も311を忘れないために歩いて帰ります。
p.s.
オフィス(田町)から歩いて2時間。丸子橋に着くと帰ってきたな...と安心します。