公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。

『壇蜜日記』に触発されて日記を綴り続けた1260日の記録。仕事の新しいプロジェクト対応で日記を中断した2018年4月。公私混合(Work Life Integration)を掲げながらも公私がバラバラになった日記最後の日。ブログのタイトル変更と共に、また、公私混合な日々を取り戻していく。 公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。Work Life Integration. Brand Strategy & Social Design.


公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。

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イノベーション至上主義でなく、モチベーション至上主義でもいいじゃん。

2010年代初め、社内の組織の枠を超えて、また、社内から社外へ企業の枠を越境してつくられた共創コミュニティはイノベーション創出が主目的だったけど、今は一年中誰もが使える保養所的な位置付けになった気がする。一年の合間に避暑地でリフレッシュする場が保養所だとすれば、気軽にいつでも誰もがリフレッシュできるのが社内外コミュニティ

 

イノベーションで新しい価値を生み出すためのコミュニティでなく、会社や社会とのエンゲージメントを維持する場。単なる空間でなく、場には心を解放できる仲間がいる。

 

なので、特に社内コミュニティを通じて何を生み出したのか?と問いただすのは愚問

 

「ワークショップ温泉」という言葉に違和感を抱き続けていたのですが、イノベーションの場でなく、モチベーション維持の場と考えれば納得。モチベーション維持の場だから保養所でリフレッシュした時と同様に「気持ちよかった」と声高らかに言えばいい。

 

今も昔も問われるのは「やるか?やらないか?」。

イノベーションごっこなのか?、本気のイノベーションなのか?
イノベーションごっこですか?と問われたら、ワークショップ温泉だと自信を持って答えればいい。

 

2010年代初めの社内外コミュニティと、今の社内外コミュニティは違う。ワークショップ温泉と名付け、歯がゆい気持ちなのは、きっと2010年代初めに社内外コミュニティに本気で向き合っていた人たち。イノベーションが目的だった人たち。

 

2010年代初めに社内コミュニティに向き合っていた人たちはイノベーションが目的だから社外とも積極的にネットワーキングして「共創」していた。共に新しい価値を創り出していた。繋がることは手段で、イノベーションが目的だった。

 

イノベーションが賞賛されて、モチベーション維持がダメと言っている訳ではないです。お互いに求める目的が違うのだから「繋がる」という手段だけにフォーカスしてお互いを誤解したり非難しないために書き残しました。

 

だからこそ、「イノベーションごっこ」や「ワークショップ温泉」という言葉がなくなってほしい。イノベーション至上主義でなく、モチベーション至上主義でもいいじゃん。

 

イノベーション至上主義でなく、モチベーション至上主義ようやく自分のモヤモヤが解消できました。自問自答なツイートのおかげ。

 

(追記)

成功の循環モデルは「関係の質」が起点。関係の質が向上すると、思考の質、行動の質が向上し、結果の質も向上するという連鎖。そして、良い結果が導かれたのでさらに関係の質も高まるという好循環。

モチベーション至上主義は、関係の質の向上に直結するとも言えるけど、関係の質で留まっている感も否めない。関係の質→思考の質→行動の質→結果の質を向上させる好循環を生むには「つながる」を目的にせず、「つながった先に成し遂げたいWHY」を意識し続けることが大切なんでしょうね。

 

 

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