公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。

『壇蜜日記』に触発されて日記を綴り続けた1260日の記録。仕事の新しいプロジェクト対応で日記を中断した2018年4月。公私混合(Work Life Integration)を掲げながらも公私がバラバラになった日記最後の日。ブログのタイトル変更と共に、また、公私混合な日々を取り戻していく。 公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。Work Life Integration. Brand Strategy & Social Design.


公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。

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夢は追っていいのか?「答えは一つではない」という言葉に大人が救われた。

8月からゲストメンターとして参加していた「川崎ワカモノ未来PROJECT」。高校生が考えて実践したマイプロジェクトの数々を12月のハナサクPresentationで発表し、プロジェクトとしては終了。

 

katuhiko0821.hatenablog.com

 

一部のマイプロジェクトは継続して実践していたりと高校生の熱量に刺激を受けます。そして、その高校生を支える大学生のメンターの存在。

 

そのような中、川崎ワカモノ未来PROJECT2019で大賞を受賞した「夢は追っていいのか?」というドキュメンタリー映画の上映会があり参加しました。

高校3年生のりこさんが就職を間近に控えて「夢(映画)を選択するべきか?生活の収入を得るために仕事(建築)を選択するべきか?」に悩んでおり、大人たちにインタビューするという映画。

 

最初は、映画を観ているだけだったのですが、大人たちがりこさんの思いを真剣に受け止めてメッセージしている姿に感動し、その言葉を残しておきたくなってツイートし始めました。

 

togetter.com

 

大人たちからは「諦められる夢ならば、それは夢ではない」「追いたいならば追えばいい。追いたくないならば追わなければいい」「追わない理由がない」「追ってダメだったら納得できる」「既定路線の人生でいいの?」「諦めるのではなく、自分ができる範囲で行動すればいい」「夢を実現するために30年間、毎年新しい挑戦をし続けてきた」「夢はたくさん持った方がいい」「一つの夢だけでなく、いくつかの夢を持ってもいい」「夢を追いたい理由を見つめ直して、自分がやりたいことだと確信できたら、その夢を追うべき。人生は一度きり」「自分の責任で挑戦できる夢ならば挑戦した方がいい」「学生と社会人になってからの夢は異なるけど、それは手段が違っていただけ。やりたいこと、本質は同じ」「夢を言い続けるといい。言い続けると応援してくれる人が現れる」「ライフワーク(夢を追う)とライスワーク(現実)を組み合わせることができる。全く重なっていなくても、一部が重なっているだけでもいい」「夢(演劇)と現実(仕事)の両方を大切にする。両者が互いに好影響を及ぼす」「子どもが夢を追いたいと言われてら全力でバックアップする」「ガンを発病。闘病を終えてから再度考え直した。夢を実現するために仕事をしながら、夢を叶えるための資金作りや経験作りを重ねた。いきなり夢だけを追って、焦らなくてもいい。夢と仕事のそれぞれの良さがある」などの数々のメッセージ。

 

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31名の大人たちのメッセージを受けて、りこさんが自分自身にインタビュー。そこで発せられた言葉「夢を追うか?追わないか?の二択ではないことに気づいた」

 

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この言葉で救われたのは、りこさんだけでなく、インタビューを受けた大人たち、この映画を観た大人たち全員だったはず。映画を観た後にグループワークで感想をシェアした際に「答えは一つではない。すべてが答え」という気づき。インタビューを受けた31名の大人たちも、鑑賞会に集まった大人たちも全員がそれぞれ違う生き方をしていて、それぞれの悩みを抱いている。「答えは一つではない」からこそ、これだけ多様な大人たちもいるし、高校生たちもいる。お互いがお互いを尊重し合える共生社会。川崎のブランドメッセージ「Colors, Future!いろいろって、未来。」。まさに「答えは一つではない。すべてが答え」。

 

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鑑賞会の最後にメンターの大学生が伝えた言葉が印象的でした。

「家庭と学校しか知らないため、考えるのは自分のことばかり。これから社会に出ていく時に他者のことも考える必要があるため、メンターに応募した。一年目は十分に高校生をサポートできなかった。二年目にりこさんをサポートして、ようやく他者に寄り添うことができた。寄り添うことができたが、結局は自分のためにやっているのでは?と思った。自分のためと他者のためが合致することを体験できたのが大きな学びだった。」

 

参加者も応援者もお互いに成長できる川崎ワカモノ未来PROJECTに関与できたことをうれしく思いますし、このようなプロジェクトを実施している川崎市を誇りに思います。シビックプライドですね。

 

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