交流型イノベーターという肩書きに誇りを感じながら活動しています
久々の内閣府。初めて訪問したのが2014年8月。ポロシャツで受付したら「本当にNEC?」と言われて「はい、そうです」「スーツ以外の人を見たことがなかったから」というやりとりがあったのを思い出します。
なので、今日はスーツで来庁。スムーズに入庁できました。
そして、当時の集合写真。大切な繋がりと思い出。
当時、内閣府には「交流型イノベーター」の研究会に参加していました。イノベーションが叫ばれた当時、デザイン思考やビジネスモデルキャンバス(BMC)を導入する企業が増えたものの、イノベーションは起こっていない。ツールは必要条件であり、十分条件ではない。そのため、実際にイノベーションを起こした人たちにインタビューをして、その公約数を導くことでイノベーションの必要条件を見出そうとしていたのが内閣府の経済社会総合研究所でした。僕もインタビューを受け、その後も研究会に継続して参加させていただきました。その研究で導かれたのが「交流型イノベーター」でした。僕自身、今も、そして、今後もずっと交流型イノベーターの肩書きに誇りを感じながら活動し続けていきます。
研究会の最終日に内閣府の食堂での打ち上げの様子をfacebookに投稿していました。その内容を再掲します。
本日、内閣府が発表された『イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会 最終報告書』。
昨年8月に僕の取り組みについても紹介させていただくと共に、その後、研究会にも参加させていただき、新しい出会いや、多くの学びを体験させていただきました。関係者のみなさん、ありがとうございました!
企業間フューチャーセンターでの活動や「こすぎの大学」などが内閣府の報告書に掲載されるなんて夢にも思っていなかったですし、何よりも「公私混合」の結果として、NECが昨年6月に発表した事業ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」の文脈にそって、イノベーションにはオーケストレーションが必要と報告書に掲載されたことがうれしくてたまりません。
(引用)
多様性の確保の観点ではダイバーシティという言葉が多く使われることがあるが、これはあくまで多様なものがそのままで存在できる状態を指している。イノベーション創出の観点では、ダイバーシティからさらに一歩進んで、オーケストレーション(意図された成果を出すよう、多様なものを巧みに組み合わせ、調和させる)を行うことが必要となる。そのコミュニティの軸となり得る、コアな経験や価値観を特定し、意識することはコミュニティのオーケストレーションの第一歩となりうるであろう。
スマホ事業からの撤退後、2013年10月からブランド戦略担当になりましたが、1年半の時間を要して、ようやく会社に一つの恩返しができたと感じています。
イノベーティブ基盤としての産業人材に関する研究会 最終報告書
ダイバーシティ型企画への転換 ※研究会での発表資料
ダイバーシティ型企画への転換 from 克彦 岡本