『岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日ブックス)
『岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。』を読んでいます。
最近、色々な企業で採用されている1on1ミーティング。
僕の大好きな任天堂の社長でもあった岩田聡さん。HAL研究所の社長になった際に導入したのが1on1ミーティングだったそうです。1992年、今から約30年前の出来事。当時は1on1ミーティングという名称さえなかったはず。wikipediaでも紹介されています。
HAL研究所社長時代
1992年、HAL研究所はゲーム事業の不振と不動産投資の失敗により多額の負債を抱えて経営危機に陥り、和議を申請する。そうした中で、1993年3月、取締役開発部長であった岩田が代表取締役社長に就任した[18][19]。これは、「岩田が社長をやるなら助ける」という援助者が現れたことがきっかけといわれている[20][注釈 1]。岩田はそれまで経営とはほぼ無縁の立場であったが、社長として優れた経営手腕を発揮。『星のカービィ』シリーズなどのヒット作品が生まれたこともあり、15億円あった負債をこののち6年間で完済、HAL研究所の経営再建を成し遂げる[19]。
社長就任後、会社や仕事への不満を聞き取る目的で全社員との面談を実施した。この中で、社員との対話を重ねることが組織運営力や勤務意欲の向上に繋がると感じた岩田は、以降、この面談を半年に一度のペースで行うようになった[22]。ちなみに、後に任天堂社長になった際には、全社員ではないものの、直属に近い部下に対して同様の面談を行っている[23]。
好きなモノ、好きな人は連鎖するんですね。
僕が初めて購入した(正しくは親に買ってもらった)パソコン「MSX」。最初に買ったゲームソフトはコナミの「けっきょく南極大冒険」、2番目に買ったのがHAL研究所のゴルフゲーム「HALL IN ONE」でした。ファミコンと比較されて悔しい思いをしたMSXでしたが「HALL IN ONE」はクオリティが高く、「HAL研究所って、スゴイ!」と思っていた当時です。
任天堂の社長に岩田聡さんが就任された時、HAL研究所の立ち上げに関わっていたことを知り、「HALL IN ONE」の高いクオリティの理由を20年の時を経て納得したのを覚えています。
そして、今回の1on1ミーティングを導入していたという経歴を知り、さらに岩田聡さんの偉大さを痛感しています。「優しい天才」という言葉は、岩田聡さんのためにあるのだと思う次第です。