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『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。

『兎の眼』(著:灰谷健次郎)

 

大学生の時以来に読み直した『兎の眼』(著:灰谷健次郎)。

 

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『兎の眼』との出会いは、僕が小学2年生の時。

3か月間の入院生活の時、毎日、お見舞いに来てくれていた母が、僕が寝ている時にベッドの横で読んでいたのが『兎の眼』。母が「克彦も大きくなったら読んだ方がいいよ」と薦めてくれて、ずっと気になりながらも初めて読んだのが大学生の時。

 

横浜から八王子までの横浜線の車中で、こぼれる涙を抑えきれずに読み、すっかり灰谷健次郎さんのファンになり、その後も『太陽の子』『海に涙はいらない』『砂場の少年』『海の図』を続けて読み、多くの作品で、やっぱり涙を流していた当時。

 

あれから20年近くの時を経てKindle版を読み返しました。ハウツー本ばかり読んでいたので、小説、しかも、灰谷健次郎さんの世界観が心地よかったです。

 

相手と向き合うことの大切さを改めて学びました。

相手と向き合うことで、相手が心を開いてくれる。

 

強烈に印象に残った文章。

「よわいもの、力のないものを疎外したら、疎外したものが人間としてダメになる。」

 

印象的な内容

 

  • ハエを飼うとるのんは鉄三が悪いわけやない。山へつれていってやれば鉄三は虫を飼うと思います。川へつれていってやれば魚を飼うと思います。
  • この子も人間の子なんやから、人間の友だちがほしいとわしゃいつもねがっとるんです。鉄三はちゃんとした人間の子ですわい。
  • 人間は抵抗、つまり、レジスタンスが大切ですよ、みなさん。人間が美しくあるために抵抗の精神をわすれてはなりません。
  • 苦しんでも自分で考えて、自分でつくりだすようにします。
  • そういう世の中だからこそ、いっそう学校で思いやりというもんを教えてほしいと思いまんな。
  • よわいもの、力のないものを疎外したら、疎外したものが人間としてダメになる。
  • いまの人はみんな人間の命を食べて生きている。戦争で死んだ人の命を食べて生きている。
  • 出発、なんていいことばだろう。

 

目次

 

プロローグ

ネズミとヨット

教員ヤクザ足立先生

鉄三のひみつ

悪い日

鳩と海

ハエの踊り

こじきごっこ

わるいやつ

カラスの貯金

バクじいさん

くらげっ子

くもりのち晴れ

みなこ登板

泣くな小谷先生

さよならだけが人生だ

ハエ博士の研究

赤いヒヨコ

おおきなゲリラたち

不幸な決定

せっしゃのオッサン

ぼくは心がずんとした

波紋

鉄三はわるくない

つらい時間

裏切り

流れ星

エピローグ

 

 

兎の眼 (角川文庫)

兎の眼 (角川文庫)