日経ビジネスAssocie「新・整理術」(2010年12月07日号)
整理整頓を心掛けながら、いつも中途半端に終ってしまうため、読まずに増えていく整理術の本。
この日経ビジネスAssocieも同じで、Associeで整理術をテーマにした号を購入したのも、これで何冊目だろうか?
●Special 1「新・整理術」
「捨てる」マインドは身についたものの、未だに整理整頓は不十分。
その中、「モノを使いやすくする」には、収納場所と使う場所が近いほどいいらしい。
具体例として、お風呂の脱衣所に、下着の収納ボックスを置く家庭が増えているらしく、確かに「なるほど!」って感じ。お風呂の前に、下着を決めるも、湯上り後に、やっぱり違う下着がいいな・・・と思ってもチェンジできないストレスからも解放されて、確かにいいですね。
●「店長」図鑑 CoCo壱番屋 大場智店長さん
どこにも居そうな方の話。それ故にリアリティに満ち溢れていて共感する要素が多かったです。
例えば、アルバイトの採用条件は、ルールが守れることと、笑顔と元気。
この「ルールが守れること」の難しさを痛感しています。
「言われたことをやる」は、ルールではない。このような捉え方をし、枠から出ず、リスク回避をする傾向が強まっていると感じる、ここ最近。
逆に、会社やチームとか、みんなのルールを尊重することなく、自分だけのルールだけで判断する傾向も強まっている感じもします。みんなのルールを自分のルールとして解釈するのはいいですが、自分のルールをみんなのルールとしてこじつけるのは違う気がします。共通のルールを見いだせればいいですが、束縛されないが故に思い込んでしまう事例。
前者はリスク回避、後者は自由故の自己主張という対極する2つの意識が共存する今の社会環境の不思議さ。
こんな矛盾から辞めるアルバイトの方もいるそうで、確かに店長という立場では明確な考えを提示しなければならないので、そこは辛いけど仕方なしと思っていたら、最後に、離婚もされたというカミングアウトが...。独立を目指し日々仕事中心の生活故に、夫婦関係が希薄になったとのこと。
リーダーとして人を引っ張るには、ある程度の犠牲が生じるのは必然と思っていましたが、いざ、自分がアルバイトの方が辞めていったり、離婚という経験を乗り越えられるかと言えば無理だな...と感じました。ここまで強くないです。強くないけど、でも、強くならなければならないし...。
色々と考えさせられたリアリティに満ち溢れた実話でした。
●即効!スキルアップ講座
3つのスキルアップ術の紹介。
・ボスマネージメント
上司の影響力を侮ってはいけない!
・iPad仕事術
iPadは最強のビジネスパートナー
・メール作法
社内向けと社外向けを明確に区別
ボスマネージメント。部下から見ると、スキルやノウハウでも近い立場だと勘違いするケースが多々ありますが、Googleで探しても見つからないのが、上司は見えない仕事をしているということ。
だからこその上司なんだと、視座の違いを感じることがあるにも関わらず、接する時間が長いと、ついつい上述したようにスキルやノウハウでも近い立場と勘違いしてしまうんですよね。
●渋谷ではたらく社長のキャリアアップ塾 サイバーエージェント藤田社長さん
会社も個人も、「圧倒的な強みを持つまでは、弱みには目をつむり、徹底的に強みを伸ばすことを最優先する。」方が成功確率が高まるとのこと。弱点克服が、会社・個人問わず、成長を鈍化させることもあるとのこと。今、足りていないことを明言してくれた感じ。
新・整理術 日経ビジネス Associe (アソシエ) 2010年 12/7号/著者不明
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