【日記】2015年3月23日(月)「何のためにやっているの?」
1週間前にパネルディスカッションで登壇した「中原区コミュニティフォーラム~こどもたちへつなごうまちの未来~」。パネルディスカッションを総括して最後にお伝えした3つのこと。
パネルディスカッションという機会を頂戴したことで、自分の中でコミュニティ活動に参加している理由を言語化できました。このような機会を頂戴したことに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
【01】何のためにやっているの?
何のために「こすぎの大学」を運営しているの?と度々質問されるのですが、答えは「自分のため」。
武蔵小杉に住み始めて10年以上が経つものの、会社と自宅を往復するだけの生活が続き、武蔵小杉という新しい地元に一切友人がいなかった10年間。2年前に「こすぎナイトキャンパス読書会」に参加したのをきっかけに友人ができ、より武蔵小杉を知りたくなって「こすぎの大学」を企画運営するに至った次第。誰よりも「こすぎの大学」を楽しんでいるのが僕。自分のためにやっていることが、誰かのためにもなっているのであれば、うれしい。誰かのためにを第一目的でやっていると自分自身が疲れちゃう。
「利己から利他へ」というスタンスで、ゆるりとやっています。
【参考】「利己から利他へ」に関して綴った過去のブログ
【02】人を知ることで、組織やコミュニティの壁が低くなる
「こすぎの大学」を通じて多くの方々と知り合いになりました。人を知ることで、その人が属する組織やコミュニティの壁が低くなりました。
具体的には、行政の壁。
第10回「こすぎの大学~武蔵小杉を知る、つくる~」で先生役として登壇してくださった川崎市副市長 三浦淳さん、「こすぎの大学」を支援してくださっている中原区役所 地域振興課 東さん&鈴木さん。三浦副市長がいらっしゃる川崎市役所、東さん&鈴木さんがいらっしゃる中原区役所。それまで見えない壁を感じて行きづらかった市役所や区役所が、気軽に行ける場所、そして、興味を抱く場所に変わったという事実。
【03】子どもからパパママでなく、先輩たちからパパママへ
3つ目はオマケで話しました。
コミュニティへの参画を躊躇しているパパママ世代を引き込むための常套手段は「子ども」とのこと。子ども向けイベントを開催すれば、そこにパパママも集まるので、イベントをきっかけにパパママの交流を狙うという話があったので、それに関連して。
※ (昔の)ファミリーレストランの戦略と同じですね。
「こすぎの大学」はひと味違う。
第19回「こすぎの大学~武蔵小杉で備える~」に参加してくださったソーシャル系大学を研究している明治学院大学 教授の坂口緑さん。他のソーシャル系大学との違いをお聞きしたところ、開口一番「平均年齢が高い!」とのこと。
えっ!?
確かに「こすぎの大学」の参加者は30代後半~40代の男性が中心。それもタワーマンションに住まわれている武蔵小杉歴が短い方々中心。そこに、昔から武蔵小杉に住まわれている先輩たちが参加してくださり、新旧世代の交流が生まれて和やかな雰囲気が漂う空間に。そして、その和やかな雰囲気にお子さま連れのママたちや、20代の方々も参加し始めるようになった最近。
常套手段や定番が通じないという「こすぎの大学」の不思議さ。
これからも「利己から利他へ」の心構えで、ゆるりと地域コミュニティに関わっていきたいと思います。