思春期の経験・思考と世代特性
新型コロナウィルス対策で卒業式の中止になったりと、子どもたちへの影響が心配です。なぜならば、思春期の経験と思考が、その人の人生に大きく影響を与えるから。
僕は団塊ジュニア世代。バブル崩壊後に入社したので好景気を経験したことはありませんが、思春期(学生時代)にバブル景気の様子を見ているので、未だに努力すれば報われるという感覚が少しながらあります。同時に入社直前には阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件を経験し、社会に対する漠然とした不安が根底にあるのも否めません。だからこそ、ナンバーワンよりオンリーワンを目指す転換期の世代なんでしょうね。
世代特性に関して色々な分類がありますが、僕が好きなのは伊藤忠ファッションシステムさんの分類。
2019年1月時点
団塊世代:67-72歳 高度経済成長期・横並び意識
DC洗礼次代:60-66歳 高度消費社会期・差別化志向
ハナコ世代:54-59歳 バブル景気絶頂期・ミーハー志向
ばなな世代:48-53歳 バブル景気絶頂期と崩壊・堅実志向
団塊ジュニア世代:42-47歳 バブル景気崩壊・等身大堅実志向
プリ上世代:37-41歳 平成不況・自分らしさ重視
プリ下世代:32-36歳 実感なき好景気・周囲に受ける自分らしさ重視
ハナコジュニア世代:27-31歳 リーマンショック・周囲からのお墨付き重視
LINE世代:22-26歳 アベノミクスによる好景気・場の最大公約
現在、中学2年生の娘。2年前は小学校の卒業式。
今でも思い出し、誇りに感じる思い出。
卒業証書授与の時に、一人ひとり将来の夢を語っていました。男の子はサッカー選手、女の子はデザイナーなど具体的な職業を夢として語る中、娘の順番に。どのような夢を語るのだろうと思っていたら「自分の大好きなことで色々な人を笑顔にする大人になりたいです」と宣言。
僕が大切にしている「自分もハッピー、誰かもハッピー」。誰かのために動き続けると自分が疲弊してしまう。「利他」でなく「利己から利他へ」。
新型コロナウィルス対策で大切な時期を迎えた子どもたちは、どのような思いを未来に繋げていくのだろう。そして、自分ができることはなんだろうと考えた今日でした。