電車の扉を閉めるアナウンス「ドアが閉まります」「ドアを閉めます」の違い
大学時代に専攻していたテクニカルライティングの授業で印象に残っている話。
電車の扉を閉めるアナウンス「ドアが閉まります」「ドアを閉めます」の違い。
前者は、ドアが勝手に閉まるから挟まれても車掌(自分)の責任ではないという解釈。今は、人工知能が搭載されて、ドアが勝手に閉まることもありそうだけど...。
後者は、車掌がドアを閉めていると自己責任を表明。
今回、新型コロナウィルス対策によるイベントの延期や中止も同様のケースが散見されますね。
主催者がイベントを延期や中止する際のアナウンス「イベントが中止になりました」「イベントを中止しました」の違い。
前者は、自分で中止の判断をしておきながら「中止になりました」と案内している人。責任放棄。
後者の「中止にしました」と案内している人には、それまでの準備への感謝や苦渋の判断に共感し、全てを受け入れることができます。
何事も自分事として表現するのが大切なんだと感じる新型コロナウィルス関連の出来事でした。