公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。

『壇蜜日記』に触発されて日記を綴り続けた1260日の記録。仕事の新しいプロジェクト対応で日記を中断した2018年4月。公私混合(Work Life Integration)を掲げながらも公私がバラバラになった日記最後の日。ブログのタイトル変更と共に、また、公私混合な日々を取り戻していく。 公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。Work Life Integration. Brand Strategy & Social Design.


公ではブランド戦略を、私では地域デザインを。多摩川沿いに住む48歳。2021年の目標は「行動を笑顔で見せる」。未来創造に向けて考動(=考える+動く)し続けると共に、行動を背中でなく、相手に向き合って笑顔で見せる一年にします。

https://www.katsuhiko0821.com


虎ノ門ヒルズの巨神兵「情報社会の限界と体験社会の可能性」

虎ノ門ヒルズの広場に設置されているオブジェに足を止めました。夜、暗闇の中に浮かび上がる白い巨人。近づいてみると多言語の文字でテクスチャされていて、「意」「風」「福」「お」という日本語に加えて、英語や数字なども見つけることができました。

昨年11月のiEXPO2019のNEC未来創造会議では「情報社会(インターネット)の限界と体験社会(エクスペリエンスネット)の可能性」を問いかけていることもあり、この作品では、自分で言語化できたキレイな文章では表現できない思考の部分、一つの言語だけでは表現できない部分などを表現しているのでは?と、まさに「情報社会の限界」を表現しているのでは?と考えを巡らせました。職業病ですね(笑)。

 

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後日、調べると本作品は「ルーツ」と名付けられているとのこと。作品の意味性の一つに「見ることのできない記憶を見えるようにする」とあり、「情報社会の限界と体験社会の可能性」を表現していなくもないのかな?とも思ってみたり。色々なアプローチで「体験社会の可能性」を探求し続けたいと考えています。

 

casabrutus.com

 

Q 《ルーツ》という作品名にはどんな意味があるのですか?

僕が日本に対して抱いているイメージを表現しようと思った。日本は前衛と伝統とが緊張感を保ちながら共存していて、そこからクリエイティブで素晴らしいものが生まれている。伝統という根から幹が伸びて近代や前衛という枝へと変化していく様子を表している。


Q 文字を使っているのはなぜ?

僕にとってテキストはとても重要なものだ。僕の父はたくさんの本を持っていたからね。テキストをタトゥーのように肌に刻むことで、見ることのできない記憶を見えるようにしようと思った。文字は日本、中国、アラビア、ヘブライ、ラテン、ギリシャ、ヒンディー、ロシアの8種類。この8つで世界の言語の大半を表すことができる。つまりこれはグローバルコミュニティーのメタファーなんだ。