越境や共創の文脈が異なる2010年代と2020年代〜mustからwillへ〜
昨夜は、NECで共創活動をしている方々との会食。
ガラケーの商品企画を担当時に黒船と言われたiPhoneが上陸して断崖絶壁に追い込まれ、NECの枠を超えて共創活動し始め、企業間フューチャーセンターやこすぎの大学を仲間と一緒に立ちげた2010年代。
そして、10年の時を経て、新しいメンバーによる共創活動が活発化していきている最近。
社会環境の変化に応じて会社や社員も柔軟に変化するので「越境」「共創」という手段は同じでも、その文脈は異なることを再認識した時間でした。
前にブログにも書きましたが、2000年代は効率至上主義、2010年代はイノベーション至上主義、2020年代はモチベーション至上主義。
2000年代 効率至上主義 → 売上や利益などの経済価値が評価指標
2010年代 イノベーション至上主義 → 新しい社会価値創造や変革が評価指標
2020年代 モチベーション至上主義 → Well-being向上や人間らしさの発揮が評価指標
2010年代はリーマンショックや311東日本大震災であらゆる価値観が再定義される中、新しい社会価値を創造しなければらない、企業の体質を変革しなければならないといううように「〜しなければならない」(must)という義務感や使命感が強かったですが、2020年代の今は「自ら楽しみたい」「みんなを笑顔にしたい」というように「〜したい」(will)という気持ちで肩の力を抜いて越境や共創を楽しんでいる仲間の姿が印象的でした。