社会課題の本質とは? 『共感資本社会を生きる』(著:新井和宏・高橋博之)
企業間フューチャーセンターでの活動で出会い、NEC未来創造会議でもご一緒しているeumo 新井和宏さんの最新作『共感資本社会を生きる』。
最初の一文は「社会課題の本質とは、何だと思いますか?」。いきなりど真ん中の投げかけ。
『共感資本社会を生きる』では「選択」ができないことと述べられています。
NEC未来創造会議では「分断」と表現し、あらゆる物事が一つの価値基準(指標)で判断される結果、二項対立による分断が生じたり、また、効率重視のエコシステムによって部分最適が加速して全体最適が損なわれ、全体と部分(個)の分断が生じていると導出しています。分断を超えるためには、複数の価値基準による選択肢を提示し、一人ひとりが共鳴する仲間と一緒に四方良しの観点で未来を選択できる社会(意志共鳴型社会)を実現していきたいと考えています。
『共感資本社会を生きる』でも同様に課題解決の施策として「選択肢がある」と「選択できる環境や能力がある」と述べています。
共感資本社会をの意味性を深めつつ、NEC未来創造会議で導出した意志共鳴型社会の解像度を上げていくようにします。